雑学

メッキ加工について

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メッキ加工といっても、工業用のものから宝飾用まで様々あります。
今回は宝飾用のメッキ加工についてご説明します。

メッキ加工とは

金属の表面に薄い膜を張ることで、手軽に色を変えることができる加工方法です。膜の厚みは0.1ミクロン以下ととても薄く、使用していると剥がれることは間違いありません。
粗悪品になると1回の使用で剥がれるものもあるようです。

メッキ加工の種類

たくさんのメッキ加工がありますが代表的なものを紹介します。

ロジウムメッキ

ロジウムという金属を使ったメッキです。ロジウムとはプラチナの仲間で、高貴な銀白色の輝きを持ちます。化学的にも安定しており、酸やアルカリに強く酸化や変色もほとんどありません。

変色が少ない金属なので、シルバー製品の酸化を抑えたい場合に用いられます。また、プラチナやホワイトゴールドなど少し黒みがかった金属を白く見せるための表面加工としても用いられます。ハイブランドのプラチナやホワイトゴールドの貴金属にはほとんどロジウムメッキ加工がなされています。

ちなみに、 ロジウムは非常に硬い金属ですので100%ロジウムのジュエリーは殆ど存在しません。

他にも銀白色のメッキには、ニッケルメッキ、パラジウムメッキ、銀メッキ、白金メッキ、クロムメッキ、亜鉛メッキなどありますが、宝飾用はロジウムメッキが断然おすすめです。

ゴールドメッキ

金属製品をゴールドの膜でコーティングしたものになります。

一般的なものはK18を用いてコーティングします。色も様々でイエロー、ピンク、グリーンなどがあります。

特に真鍮にゴールドメッキを施すことが多くみられます。金製品は高価になることから、安価な真鍮の表面に薄いゴールドを張ることでリーズナブルな価格で販売できるようになります。

メッキの表記も決まっているのもがないことから、製造業者独自の表記方法を使っていることが多く、大変紛らわしい表記があるので気を付けてください。

メッキ製品にはゴールドが使われているものの、大変薄い膜ですので金属的な資産価値はありません。

ゴールドフィルド加工というものもありますが、メッキ加工とは少し違います。またの機会にでも詳しく説明します。

ブラックメッキ加工

最近多い加工方法です。当店ではシルバーをベースにブラックメッキをかけることが多いです。

ブラックメッキには、ルテニウム、ブッラクロジウムがあり、一番黒い色をしているのはルテニウムで、ブラックロジウムは少し黒が薄くなります。

メリット

  • 手軽に色が変更できる
  • コストを抑えれる
  • 変色しにくい(変色しやすい金属を保護して、変色しにくくなります)
  • 高級感がある

デメリット

  • 剥がれやすい
  • アレルギー対策にはならない
  • 素材の金属によってはきれいに仕上がらない
  • 金属磨きは使えない
  • お手入れが難しい

メッキの加工方法

メッキのもとになる金属を溶かした液体に、メッキを施す金属を入れて電流を使って皮膜をつくらせる電気めっきが主流になります。
加工の前には、金属の表面を丁寧に研磨し、洗浄や脱脂を丁寧に行わないとメッキがうまくのりません。

注意点

決して、シルバー磨きなどで磨かないようにしてください。

シルバー磨きには研磨剤が入っているため、メッキがはがれる原因になります。汚れたら中性洗剤などで洗いましょう。

よく勘違いされている方がいますが、メッキは大変薄い膜ですので、メッキ加工により傷が消えたり、刻印が消えることはありません。

最後に

メッキも一長一短です。
使用目的などを考慮してメッキ加工することが必要です。

メッキ加工がはがれてきたら再メッキも可能ですが、一度メッキをすべて剥がす必要があります。少しでもメッキの跡が残っていると、その部分だけ色が変わります。

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